25日間西チベット一周・チャンタン高原とカイラス巡礼

2015年9月26日から10月20日までラサから北回りでアリまで、帰りは南回りでラサまで旅した記録です

パルコル一周12分33秒

 

余った一日を使ってガンデン寺見学へ行こうと話が決まったが、私は一度訪れている。そこでやっぱりパルコルに一人行くことにした。

我ながらパルコルが好きだ、午後三時ごろガンデン寺組とホテルで合流してまたパルコルまでおみやげの調達に行く約束もした。

 

チップのせいで手持ちの金がなくなった、ホテルから中国銀行まで散歩、途中の建設銀行の前にATMボックスがあった。VISAカードを持っていれば簡単におろせる「自助」と書いてあるのがATMの意味だ。

 
どんな銀行でもあるし24時間やっている、それに手数料も安い、日本より便利だ。(このときは偶然うまくおろせるATMだったみたいだ、6ケタの暗証番号でないとほとんどの所はおろせないらしい)。日本の両替所の手数料はバカ高い。しかし正直手数料をいくら取られたかよくわからない、帰国後届いた振り落とし通知には詳しい記載がなく、二か月に分けて振り落とされていた。


またリンタクでパルコル到着。まず最初においしいコーヒーが飲みたい、そこでパルコル横の丹傑林路にあるホテルの横のサミットカフェへ行ってみた、ホテルの工事で一緒に直していると思ったが、裏口から行くとやっていた。

ここはスターバックスのような雰囲気で、WiFiも使えコーヒーもおいしい。欧米人もいっぱいいる。そしてこのホテルには過去に二度泊まった、ビジネスホテル風に改装している。立地条件としてはベストだ。従業員はみんなチベタン
 
 
さあ、コルラだ。胸にウエアラブルカメラを取り付けて出発、コルラルートに入るにはチェックポイントを通らないと入れない、あぶないのでカメラは外してカバンの中。

チェクポイントはそんなにうるさくなかった、時期によるのだろうか、公安はチベタンぽい。めんどくさいことにコルラルートから抜ける道にはどこにでもチェックポイントがある。前はなかったここ一、二年でつくったのだ。
 
 
再びカメラを装着してスタート。

よく考えるとみんな後ろ姿だ、ポン教徒のふりをして逆回りして撮影すればよかった。
 
道に並ぶ屋台を政府が片付けたといっていたが、このほうがいいかも、ちゃんと後ろに楽しい店は並んでいるんだし。新設したダサいデザインの街灯も、チベタンの風景にのみこまれている。


もう一度コルラする、今度はゆっくり店をのぞきながら。トゥパでも食べようと店を探すがない。井戸端会議してるおばちゃんに聞いてみると、その先曲がった所にトゥパではなく牛肉麺の店があるからそこにしなさいと言われる。

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なんかいい感じのゲストハウスの中庭だった。ビールを飲みながら食事。青空を見ながら旅のあれこれを思い出す。

 

 

 
 
ホテルに戻りみんなと合流、またタクシーでパルコルへ、少し外れのイスラム寺院の付近でおり近くの工芸品の店へ、そしてパルコルのお店をのぞく。Tさんが欲しがった歌手のCDをパルコルあたりで探すがどこにもなかった。

何度来ても楽しい、今回も合計3回コルラしたから大満足、ホテルへ戻って食事。明日は成都


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この旅は2016年も催行が決まっている。だいたい同じ時期に。

すでに一人申し込みがあったらしい。私と二人だけでも催行します、とウリさん。
 
え、ずるい、きっと一人だけ、今回行けなかった普若崗日氷河の写真をものにするつもりだなと思ったが。年が明けて発表された旅のルートに普若崗日氷河はなかった。

きっと中国政府が許さないのだろう、理由はわからないが。今回の旅行も橋が落ちて行けなくなったというのは今考えれば嘘だろう、この時期チベットの水量はシーズンを通じてどこも最小の感じだ、橋が落ちるわけがない、きっと旅行社が言うチャンスを失ってこうなったんだろうと思う。
 
旅行者の行けない普若崗日氷河は幻の氷河となっていくのか……。

この旅行に興味のある方はこちらから検索、
 
      gesanmedo

これ以外にも毎月のようにチベット文化圏への旅行が予定されている。
 
 
 
おまけ動画
旅行中雨はなく、ほとんど風もふらなかった、ぽっかり浮かんだ雲も止まっている、しかし地をはう黒い影で動いていることがわかる。